未確認飛行ファラオ

晴れ、時々ファフロツキーズ。

簡易的同居人日記 20/05/29(金)

箇条書きやおい散文。


今日は同居人が休みだが、ヤツの体調が悪いので二人してずっと寝ていた。

ベッドにゴロ寝→あつ森→ツイステ→Twitter→ゴロ寝……の無限ループ。

ちなみにツイステは、聞きかじった情報……というか説明下手な同居人の情報なのだが、ユーザーレベルが一定数を超えないとメインストーリーを進められないというハチャメチャにダルい仕様らしく、その煽りを受けた美少年・美青年たちがスタミナが尽きるまで授業を受けさせられるという自称・進学校の独善的カリキュラムにありそうな生活を強いられていた。
僕も同居人も自称・進学校で8時間授業を経験していたのでこの苦しみが痛いほどわかる。


あつ森ではキャンプサイトにやってきた浮浪者のようなビジュアルのクセに心根はキザというこの世で一番関わっちゃいけない人種のような犬が遂に我が島【ごくもん島】に住み着き(命名は同居人)島内のストレスレベルが少しだけ上昇している。

ごくもん島にいる住人は、Twitterでバズるようないわゆる「当たり住人」が存在せず、初期メンは熱血カバのガブリエルと姉御肌のコアラ。
後からヤギのユキ、ペンギンのショーイ、地下アイドルやってそうなサークラ顔の猫などが移住してきた。

同居人は島の長でありながら彼らに好印象を持っていないらしく、ガブリエルに巻き糞を模した帽子を被せて「うんこ野郎」と口汚く罵ったり、ヤギのユキに対して「コイツだけは生理的に受け付けない」と論理ゼロの悪意をぶつけていた。
ユキに対しては僕も同じ意見で、大人しく真面目そうなクセに不満だけは割としっかり出してくるところと、気弱そうで優等生っぽい顔立ちがどの小学校にも存在する「やめてください!」が口癖の女子を彷彿とさせるからだ。


夕方になると空腹になり、同居人は食事の提案をする。今日は何も食べてない。
「昨日買ったパンがある」「ポテトサラダもある」
僕『それだけで足りるの?』
おかゆが食べたい」「ジャンキーなものが食べたい」
僕『おかゆとジャンクフードは対局の位置にあるだろ』
「マックのポテトが食べたい」「ケバブが食べたい」
僕『買い出しは絶対に僕だけだよね』
と彼女の意見は二転三転する。
コイツが女王だったら暴君と呼ばれていただろう。

提案のひとつとしてマックを挙げたのだが、(僕は死ぬほどバーガーが好きで、同居人は死ぬほどポテトとシェイクが好き)僕が往復一時間かけて買いに行くのが不服らしく口を尖らせる。「マックのアプリで事前注文をしておけば買い物時間を短縮させられる」と提案を重ねたのだが、アプリをDLすること・アカウント登録すること・クレカを登録することが死ぬほどダルいらしく、今度は頬を膨らませた。
23にもなって「ぷー」と幼児語で不満を表明するのだ。

再び選択。
事前注文をせず、待ち時間分帰りが遅くなるのを耐えるか、
やや面倒な登録を済ませ、帰宅時間をに短くするか。
同居人は常人では怒り散らしてしまうほどに優柔不断なのだが、珍しく後者を選択。
いつもより早くマックをテイクアウトすることが出来た。

そして、同居人はマックポテトMとバニラシェイクMを飲んだあとにセブンイレブンで絶賛発売中の3個入りドーナツのような形状のパンを平らげた。
おかげで、少食ば同居人のお腹はパンパンになり、グロッキーになっていた。

「実はポテトを食べ終わった時点でお腹いっぱいだったの」
「じゃあなんでパンも食べたの。それも3個も」
「なんか、食べれると思って」

食事の選択が優柔不断な彼女は、食事自体も優柔不断なのだ。
彼女が何度目かのダイエットを宣言してから2週間が経った日のことです。